先端バイオメディシン解析技術室
医学研究科では、最先端の解析機器を備えたシングルセル解析ユニットとして、先端バイオメディシン解析技術室(以下「解析技術室」)を、医学研究支援センターの新しい分室として令和3年4月よりメディカルイノベーションセンター(MIC)棟内に立ち上げました。
解析技術室は医学部附属病院各診療科や医学研究科と共同し、創薬など幅広い分野で積極的に産学連携を行うための創薬プラットフォームを提供できるよう整備しました。本解析技術室をベースとし、附属病院や医学研究科とタイアップすることで臨床サンプル由来のターゲット細胞を用いた探索研究が、学内の他部局や企業の研究者にも共同研究ベースで実施可能であり、創薬標的の同定やバイオマーカー探索に大きな力を発揮することが期待されます。これにより医学部附属病院や医学研究科のみならず、部局横断的な異分野連携による新しい研究領域の発展や、大学外組織との産学・学学連携の飛躍的な展開が期待できます。
機器のご利用を希望される方は、まずiSALへ登録いただき、KUMaCoから予約をお願いいたします。運用についての情報は、適宜こちらにアップデートいたしますのでよろしくお願いします。
News
2024.12.23 お知らせ:2025年1月30日 令和6年度 第3回先端バイオメディシン解析技術室セミナー 「Seeds-Hub・CyTOFウェビナー」開催
2025年1月30日に、先端バイオメディシン解析技術室セミナー「Seeds-Hub・ウェビナー」を開催いたします。
本セミナーでは、スタンダード・バイオツールズ株式会社と共催して、先端バイオメディシン解析技術室に設置されている、Helios・CyTOFマスサイトメトリー及びHyperion・イメージングマスサイトメトリーを用いた研究について紹介しております。
今回は、本学医学研究科付属 がん免疫総合研究センターがん免疫治療臨床免疫学部門 特定准教授 村上 孝作 先生より、「免疫関連有害事象 (irAE) 奨励の multimodality 解析 – リウマチ性疾患の病態解明へ」と題しまして、ご講演いただきます。
皆様のご参加をお待ちしております。
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(第3回)Seeds-Hub・CyTOFウェビナー
「免疫関連有害事象 (irAE) 症例のmultimodality解析-リウマチ性疾患の病態解明へ」
【ウェビナー開催日時】2025年1月30日(木)14:00-15:00
【詳細・申込】リンク先ポスターをご確認ください。
【お問い合わせ】※メールを送る際は(at)を@に変更してください。
スタンダード・バイオツールズ株式会社
japan-marketing(at)standardbio.com
先端バイオメディシン解析技術室
mic_biomedicine(at)support-center.med.kyoto-u.ac.jp
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2023.10.06(2024.02.02更新)
スタンダードバイオツールズのHelios(CyTOF)、Hyperion(イメージングマスサイトメトリー)にご興味をお持ちの先生方へのお知らせ
このたび、スタンダードバイオツールズがメーカーからのプロトコール等各種情報や、現場で実際に機器を利用されている研究者からのTipsなどを纏めたオンラインプラットフォーム「メーカーズハブ」を開設しました。これから機器の利用を検討しようとされている先生方にも、すでにお使いいただいている先生方にも大変有用な情報プラットフォームですので、是非ご覧ください(詳細はこちら)。
「Makers–Hub」
- メーカー各製品紹介や動画資料閲覧
- メーカーによる最新キットの紹介やプロトコルの閲覧
- アーカイブ・ライブWebinarの閲覧
- 実際に製品を使用している研究者からの情報や経験の共有
- 研究者が生み出したTipsを適宜公開・共有
- 次の研究につながる研究者コニュニティーの形成
- 京都大学のCyTOF、
イメージングマスサイトメトリーの利用方法の案内( 学内外からの受託含む) 、等々
CyTOF技術について以下のサイトで紹介されてますので、ぜひご参照ください!
なお、Helios(CyTOF)、Hyperion(イメージングマスサイトメトリー)の実地トレーニングを受講される先生方には必ず下記3点は事前にご確認ください。
・ CyTOF基本技術説明(PDF資料)
CyTOFの基本原理、Helios/Hyperionの紹介、バーコーディング、金属ラベリング、蛍光検出と比較した際のアドバンテージ、等
・ CyTOFアプリケーション例紹介、測定の流れ(PDF資料)
Helios/Hyperionでの染色・測定・解析の流れ、各実験ステップでの注意点、論文での実施例の紹介、等
・ CyTOF技術の紹介(動画)
ご覧いただくためには本プラットフォームへの登録が必要です。登録は下記URLからお願いいたします。なお登録から承認まで約1営業日を要しますのでご了承ください。
登録:https://sbio.gakkai.online/pre_register/new
Helios・Hyperion運用予定について(2024.08.01更新)
Helios/Hyperionの運用予定・
機器が予約できるKUMaCoとは異なり、Helios/
使用したい機器の運用期間でなくても、予約状況によっては、
※Googleカレンダーは閲覧のみとなります。
【Hyperion/Heliosの機器予約について】
Hyperion/Heliosを利用希望される方は、KUMaCoでの予約前に利用日程について解析技術室までお問い合わせください。
※アルゴンの残量が少ない場合や、運用状況により機器の切替が出来かねるなど、すぐにはご利用いただけない可能性がございます。
なるべく利用希望日の1~2週間前までに、解析技術室までお問い合わせください。
共用機器
共用機器として、以下の装置をご利用いただけます。
Agilent2100 バイオアナライザ | Agilent |
Chromium Controller シングルセルライブラリ―調整 | 10xGenomics |
QuantStudio6 リアルタイムPCR | Thermo Fisher |
NanoZoomer S60 バーチャルスライドスキャナ | Hamamatsu Photonics |
FLUOVIEW FV3000 共焦点レーザ走査型顕微鏡 | EVIDENT |
FACSAria Fusion セルソーター | BD |
Fusionの利用可能なレーザー・フィルターはこちら | |
Helios, a CyTOF System | Standard Biotools |
Hyperion Imaging System | Standard Biotools |
※装置利用料はこちら(2024.9.26.改訂)
利用方法
FLUOVIEW FV3000:初めて使用される場合は、当室で定めた簡易講習(自主学習)を受講ください(簡易講習のご案内)。
NanoZoomer S60:初めて使用される場合は、当室で定めた簡易講習(自主学習)を受講ください(簡易講習のご案内)。
FACSAria Fusion:初めて使用される場合は、まずはメーカーによる全日程2日間の講習を受講ください(講習受講の流れ)。なお、BD主催のFACSAriaII/IIIの講習会を受講済みの方は、当室で定めた簡易講習(主に自主学習)の受講により機器をご使用いただけます。
Helios, a CyTOF System:初めて使用される場合は、まずはメーカーによる講習を受講ください(講習受講の流れ)。
Hyperion Imaging System:初めて使用される場合は、まずは先端バイオメディシン解析技術室・室員による装置トレーニングを受講ください(講習受講の流れ)。
Chromium Controller:機器使用に習熟している方、または使用に習熟している方の立合いのもと使用が可能な方には、利用を承認しております。上記以外の方で利用をご希望の場合は、解析技術室まで問い合わせください。
QuantStudio 6:機器使用に習熟している方、または使用に習熟している方の立合いのもと使用が可能な方には、利用を承認しております。上記以外の方で利用をご希望の場合は、解析技術室まで問い合わせください。
2100 Bioanalyzer:機器使用に習熟している方、または使用に習熟している方の立合いのもと使用が可能な方には、利用を承認しております。上記以外の方で利用をご希望の場合は、解析技術室まで問い合わせください。
※長時間利用が見込まれる機器については、開室時間外(平日17時30分から翌日9時30分、休日)も機器をご利用いただけます。時間外利用については、各機器の利用規則をご参照ください。
※ヒト臨床サンプルまたは感染性サンプル(感染の可能性のあるサンプルを含む)を使用する場合は、事前にご相談ください。
受託(2024.9.30.更新)
Hyperion受託測定
2022年4月1日より、スタンダード・バイオツールズ社のイメージングマスサイトメーター Hyperion Imaging System による測定について、受託を開始しました。金属ラベル抗体にて染色した組織スライドを送付いただければ、Hyperionを用いた受託測定を承ります。受託測定についても、iSALへ登録いただきKUMaCoから申請していただく必要がございます(Hyperion受託フロー)。詳細は、当室までお問い合わせください。
先端バイオメディシン解析技術室
mic_biomedicine(at)support-center.med.kyoto-u.ac.jp
(※メールを送る際は (at) を @ に変更して下さい。)
また、組織切片の準備や、金属ラベル抗体による染色については、総合解剖センターにてサポート可能です。
総合解剖センター・組織学的研究支援室
HP:https://www.cas.med.kyoto-u.ac.jp/soshiki/
連絡先メールアドレス:hyohon(at)cas.med.kyoto-u.ac.jp
(※メールを送る際は (at) を @ に変更して下さい。)
マウス凍結組織切片金属ラベル抗体による受託染色・測定
2023年1月1日より、当室でマウス凍結組織切片の金属ラベル抗体による染色作業の受託を開始しました。免疫系のターゲットを中心として、当室で金属ラベルしたマウスサンプル用抗体を用意しました。1 μL単位で使用分のみのチャージとなり、金属ラベル抗体への初期投資を抑えられます。詳細は、当室までお問い合わせください。
※マウス凍結組織切片用金属ラベル抗体リストは、こちら。
Helios受託測定
2023年7月より、スタンダード・バイオツールズ社の Helios による測定について、受託を開始しました。金属ラベル抗体にて染色し1.6%ホルムアルデヒド溶液で固定された細胞を送付いただければ、Heliosを用いた受託測定を承ります。受託測定についても、iSALへ登録いただきKUMaCoから申請していただく必要がございます(Helios受託フロー)。詳細は、当室までお問い合わせください。
先端バイオメディシン解析技術室
mic_biomedicine(at)support-center.med.kyoto-u.ac.jp
(※メールを送る際は (at) を @ に変更して下さい。)
Hyperion・Helios受託解析利用負担金(2024.9.26.改訂)
利用規則(2024.10.30.更新)
「先端バイオメディシン解析技術室 利用マニュアル」:当室の共用機器を使用される方は、事前にご一読ください。
「BSL2実験室利用規則」:BSL2実験室に設置している機器(Fusion、Helios・Hyperion)、ヒト臨床サンプルまたは感染性サンプル(感染の可能性のあるサンプルを含む)を使用される方は、事前にご一読ください。
機器利用規則:利用前にご一読ください。
アクセス
〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町53
メディカルイノベーションセンター 2階および5階
先端バイオメディシン解析技術室(キャンパスマップ 56番)
TEL:075-366-7464
E-mail: mic_biomedicine(at)support-center.med.kyoto-u.ac.jp
(※メールを送る際は (at) を @ に変更して下さい。)
開室時間:平日9時30分から17時30分まで(但し12時から13時は休憩時間)