先端バイオメディシン解析技術室

医学研究科では、最先端の解析機器を備えたシングルセル解析ユニットとして、先端バイオメディシン解析技術室(以下「解析技術室」)を、医学研究支援センターの新しい分室として令和3年4月よりメディカルイノベーションセンター(MIC)棟内に立ち上げました。

解析技術室は医学部附属病院各診療科や医学研究科と共同し、創薬など幅広い分野で積極的に産学連携を行うための創薬プラットフォームを提供できるよう整備しました。本解析技術室をベースとし、附属病院や医学研究科とタイアップすることで臨床サンプル由来のターゲット細胞を用いた探索研究が、学内の他部局や企業の研究者にも共同研究ベースで実施可能であり、創薬標的の同定やバイオマーカー探索に大きな力を発揮することが期待されます。これにより医学部附属病院や医学研究科のみならず、部局横断的な異分野連携による新しい研究領域の発展や、大学外組織との産学・学学連携の飛躍的な展開が期待できます。

機器のご利用を希望される方は、まずiSALへ登録いただき、KUMaCoから予約をお願いいたします。運用についての情報は、適宜こちらにアップデートいたしますのでよろしくお願いします。

News

2025.04.11
スタンダード・バイオツールズ社の「メーカーズハブ」のサイトは、クローズしました。Helios/Hyperionについて、以下の資料をご希望の方は、先端バイオメディシン解析技術室までメールにてお問い合わせください。

CyTOF基本技術説明(PDF資料
CyTOFの基本原理、Helios/Hyperionの紹介、バーコーディング、金属ラベリング、蛍光検出と比較した際のアドバンテージ、等

CyTOFアプリケーション例紹介、測定の流れ(PDF資料)
Helios/Hyperionでの染色・測定・解析の流れ、各実験ステップでの注意点、論文での実施例の紹介、等

先端バイオメディシン解析技術室
mic_biomedicine(at)support-center.med.kyoto-u.ac.jp
(※メールを送る際は (at) を @ に変更して下さい。)

Helios・Hyperion運用について(2025.04.11更新)

この4月にHelios1台が、増設されます(4/21以降、利用開始の予定)。それに伴い、HeliosとHyperionを切り替えずに運用することが可能になりますので、Googleカレンダー「Helios/Hyperion運用日程」の運用を停止します。機器予約については、KUMaCoよりご予約下さい。

※アルゴンの残量が少ない場合や、運用状況により機器の切替が出来かねるなど、すぐにはご利用いただけない可能性がございます。なるべく利用希望日の1~2週間前までに、解析技術室までお問い合わせください。

共用機器

共用機器として、以下の装置をご利用いただけます。

Agilent2100 バイオアナライザ Agilent
Chromium Controller シングルセルライブラリ―調整 10xGenomics
QuantStudio6 リアルタイムPCR Thermo Fisher
NanoZoomer S60 バーチャルスライドスキャナ Hamamatsu Photonics
FLUOVIEW FV3000 共焦点レーザ走査型顕微鏡 EVIDENT
FACSAria Fusion セルソーター BD
Fusionの利用可能なレーザー・フィルターはこちら  
Helios, a CyTOF System Standard Biotools
Hyperion Imaging System Standard Biotools

 

※装置利用料はこちら(2025.04.10改訂)

利用方法

FLUOVIEW FV3000:初めて使用される場合は、当室で定めた簡易講習(自主学習)を受講ください(簡易講習のご案内)。

NanoZoomer S60:初めて使用される場合は、当室で定めた簡易講習(自主学習)を受講ください(簡易講習のご案内)。

FACSAria Fusion:初めて使用される場合は、まずはメーカーによる全日程2日間の講習を受講ください(講習受講の流れ)。なお、BD主催のFACSAriaII/IIIの講習会を受講済みの方は、当室で定めた簡易講習(主に自主学習)の受講により機器をご使用いただけます。

Helios, a CyTOF System:初めて使用される場合は、まずはメーカーによる講習を受講ください(講習受講の流れ)。

Hyperion Imaging System:初めて使用される場合は、まずは先端バイオメディシン解析技術室・室員による装置トレーニングを受講ください(講習受講の流れ)。

Chromium Controller:機器使用に習熟している方、または使用に習熟している方の立合いのもと使用が可能な方には、利用を承認しております。上記以外の方で利用をご希望の場合は、解析技術室まで問い合わせください。

QuantStudio 6:機器使用に習熟している方、または使用に習熟している方の立合いのもと使用が可能な方には、利用を承認しております。上記以外の方で利用をご希望の場合は、解析技術室まで問い合わせください。

2100 Bioanalyzer:機器使用に習熟している方、または使用に習熟している方の立合いのもと使用が可能な方には、利用を承認しております。上記以外の方で利用をご希望の場合は、解析技術室まで問い合わせください。

※長時間利用が見込まれる機器については、開室時間外(平日17時30分から翌日9時30分、休日)も機器をご利用いただけます。時間外利用については、各機器の利用規則をご参照ください。

※ヒト臨床サンプルまたは感染性サンプル(感染の可能性のあるサンプルを含む)を使用する場合は、事前にご相談ください。

受託(2024.9.30.更新)

Hyperion受託測定
2022年4月1日より、スタンダード・バイオツールズ社のイメージングマスサイトメーター Hyperion Imaging System による測定について、受託を開始しました。金属ラベル抗体にて染色した組織スライドを送付いただければ、Hyperionを用いた受託測定を承ります。受託測定についても、iSALへ登録いただきKUMaCoから申請していただく必要がございます(Hyperion受託フロー)。詳細は、当室までお問い合わせください。

先端バイオメディシン解析技術室
mic_biomedicine(at)support-center.med.kyoto-u.ac.jp
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また、組織切片の準備や、金属ラベル抗体による染色については、総合解剖センターにてサポート可能です。

総合解剖センター・組織学的研究支援室
HP:https://www.cas.med.kyoto-u.ac.jp/soshiki/
連絡先メールアドレス:hyohon(at)cas.med.kyoto-u.ac.jp
(※メールを送る際は (at) を @ に変更して下さい。)

マウス凍結組織切片金属ラベル抗体による受託染色・測定
2023年1月1日より、当室でマウス凍結組織切片の金属ラベル抗体による染色作業の受託を開始しました。免疫系のターゲットを中心として、当室で金属ラベルしたマウスサンプル用抗体を用意しました。1 μL単位で使用分のみのチャージとなり、金属ラベル抗体への初期投資を抑えられます。詳細は、当室までお問い合わせください。

※マウス凍結組織切片用金属ラベル抗体リストは、こちら

Helios受託測定
2023年7月より、スタンダード・バイオツールズ社の Helios による測定について、受託を開始しました。金属ラベル抗体にて染色し1.6%ホルムアルデヒド溶液で固定された細胞を送付いただければ、Heliosを用いた受託測定を承ります。受託測定についても、iSALへ登録いただきKUMaCoから申請していただく必要がございます(Helios受託フロー)。詳細は、当室までお問い合わせください。

先端バイオメディシン解析技術室
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Hyperion・Helios受託解析利用負担金(2024.9.26.改訂

利用規則(2024.10.30.更新)

先端バイオメディシン解析技術室 利用マニュアル」:当室の共用機器を使用される方は、事前にご一読ください。

BSL2実験室利用規則」:BSL2実験室に設置している機器(Fusion、Helios・Hyperion)、ヒト臨床サンプルまたは感染性サンプル(感染の可能性のあるサンプルを含む)を使用される方は、事前にご一読ください。

機器利用規則:利用前にご一読ください。

FV3000 機器利用規則

NanoZoomerS60 機器利用規則

FACSAria Fusion 機器利用規則

Helios・Hyperion 機器利用規則

QuantStudio 6 機器利用規則

2100 Bioanalyzer 機器利用規則

Chromium Controller 機器利用規則

アクセス

〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町53
メディカルイノベーションセンター 2階および5階
先端バイオメディシン解析技術室(キャンパスマップ 56番
TEL:075-366-7464
E-mail: mic_biomedicine(at)support-center.med.kyoto-u.ac.jp
(※メールを送る際は (at) を @ に変更して下さい。)

開室時間:平日9時30分から17時30分まで(但し12時から13時は休憩時間)