京都大学では平成22年度から24年度にかけては最先端研究基盤事業「化合物ライブラリーを活用した創薬等最先端研究・教育基盤の整備」、24年度からはさらに「創薬等支援技術プラットフォーム事業」の支援を受け、東京大学・創薬オープンイノベーションセンター保有の公的化合物ライブラリーを活用した創薬研究の連携拠点として活動を続けて参りました。創薬研究およびケミカルバイオロジー研究推進を支える共同利用研究基盤として、医学研究科では「創薬拠点コアラボ(医学研究支援センター内に設置)」を、薬学研究科では「ファーマコゲノミクス・ケモゲノミクス創薬コアラボ(薬学コアラボ)」を創設・拡充し、化合物スクリーニング・合成展開及び作用機序検証に提供できる環境を提供しています。
 今後、京都大学内既設組織の密接な連携体制基盤の上に本拠点コアラボを学内外の研究者に広く開放し、関西一円の大学・研究機関等と連携した、医薬品候補化合物探索を研究・教育の両方から支援する体制の整備を目指します。