第2回京都大学BINDS合同シンポジウム「ボーダーレス創薬:未来を拓く協創の力」を開催します(2025年10月21日)(情報更新しました)
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コロナ禍の経験により、世界の創薬の潮流は目覚ましい変貌を遂げました。現在創薬科学は、医学・薬学はもとより、生命科学、情報科学、人工知能、構造科学など、多くの研究対象が複合したボーダーレスな時代に突入したと言えます。こうした変化に逸早く対応し斬新なアイデアを育てるため、アカデミア創薬に関わる研究者が、大学や専門分野の枠を超えて協力し合うことが、ますます重要になっています。 AMED「生命科学・創薬研究支援基盤事業(BINDS)」では、参画機関の最先端技術を全国の研究者に提供しています。iSALはBINDSの支援の元、研究背景の垣根を超えたオープンイノベーション推進の一助として京都大学生命科学系5部局のもつ最先端の機器や解析技術を活用、学内外の研究者に世界最高レベルの研究支援を実施してきました。しかしながら、世界的な変化に対応し、アカデミア創薬を発展させるためには、大学や分野の垣根を超えたさらなる支援連携が必要です。 本シンポジウムでは、iSALが提供する各種研究支援体制と、学内外BINDS拠点の連携を進め、学内外研究者の研究に資する産学の垣根を超えた「ボーダーレス創薬」体制の構築の場となることを目指します。本学BINDS支援成果および他機関BINDSとの連携による成果の発表、及び西日本BINDS支援機関やその他研究支援体制の紹介などを予定しています。アカデミア創薬を志す皆様、およびBINDS等の研究支援内容と成果に興味のある多くの方々のご参加をお待ちしています。 |
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開催情報
日時:2025年10月21日(火)13:00‐17:00
場所:京都大学 大学院薬学研究科 藤多記念ホール
(京都市左京区吉田下阿達町 医薬系総合研究棟内)
会場へのアクセスはこちら(68番の建物1階)
口頭講演
構造解析ユニット「抗体を用いた膜タンパク質構造研究支援」
(代表:岩田 想)
林 到炫(京都大学 大学院医学研究科 特定准教授)
「D2RとVMAT2の構造機能解析によるドパミン神経伝達の理解」
清水(小林)拓也 (関西医科大学 医化学講座 教授)
「創薬ターゲットとしての膜タンパク質構造解析の進展」
本ユニット支援メニュー:A7-1膜タンパク質に対する立体構造認識抗体の供給、構造解析支援
モダリティ探索ユニット「精密合成技術に基づくハイブリッド型ニューモダリティ創製の創薬支援」
(代表:竹本 佳司)
高須 清誠(京都大学 大学院薬学研究科 教授)
「ハイブリッドモダリティの精密合成」
淺原 弘嗣(東京科学大学 医歯学総合研究科 教授)
「運動器疾患を標的とするモダリティ創薬研究」
本ユニット支援メニュー:E4-1 構造最適化合成支援(ハイブリッドモダリティ分子合成)、E4-2 構造最適化合成支援(ハイブリッド素子)
E4-3 構造最適化合成支援(多環式化合物、脂質、糖質、リポペプチド)
発現・機能解析ユニット「ロングリード1分子エピゲノム解析の支援」
(代表:辻村 太郎)
中島 欽一(九州大学 医学研究院 教授)
「神経系細胞のエピジェネティック制御とその医療応用に資する研究」
大上 雅史 (東京科学大学 情報理工学院 准教授)
「AlphaFoldは創薬の役に立つのか?」
本ユニット支援メニュー:B7-1 エピゲノム解析支援
ヒット化合物創出ユニット「産学連携により臨床試験を目指すワンストップ創薬支援」
(代表:萩原 正敏)
田口 敦士(京都大学 大学院医学研究科 特定助教)
「スプライスネオ抗原誘導剤によるがん免疫増強療法の開発」
香月 康宏(鳥取大学 染色体工学研究センター 教授)
「染色体工学技術を基盤とした創薬プラットフォームの構築」
本ユニット支援メニュー:D4-1 ライブラリー提供支援、D4-2 スクリーニング機器・測定装置利用支援
代表者名/講演者名をクリックすると「BINDS 研究者の横顔」が閲覧できます。
ポスターによる各種支援事業紹介
BINDS支援事業
モダリティ探索ユニット「生体高分子間相互作用を阻害する分子技術の高度化と創薬化学支援 」
(代表:大阪大学 産業科学研究所 鈴木孝禎 )
本ユニット支援メニュー:E3-1 構造最適化合成支援
連携・融合ユニット「創薬サイエンス研究支援基盤の統合による創薬イノベーションの加速」
(代表:大阪大学 大学院薬学研究科 辻川和丈)
本ユニット支援メニュー:G2-4 ライブラリー提供支援、G2-3 HTS評価系構築支援、G2-2 スクリーニング機器・測定装置利用支援、
G2-1 創薬標的分子探索支援、G2-6 構造最適化合成支援、G2-7 薬物動態・毒性評価支援(in vitro)、
G2-8 ヒット化合物創出からモダリティ探索の連携支援
構造解析ユニット「コムギ無細胞系とAirIDを基盤とした複合体生産・探索・解析技術の支援と高度化」(代表:愛媛大学 プロテオサイエンスセンター 澤崎達也)
本ユニット支援メニュー:A10-1 無細胞系でのタンパク質の発現生産、A10-2 タンパク質の相互作用解析、
A10-3 抗体の作製と改変
代表者名をクリックすると「BINDS 研究者の横顔」が閲覧できます。
その他研究支援組織の紹介(名前をクリックすると各組織紹介に移動します)
各種開催資料
その他BINDの活動に関する情報はこちら
問い合わせ先
京都大学BINDSシンポジウム事務局
ku-binds-symposium-office@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp

